悲喜こもごも

たくさんいた仔猫たち、今は1匹になってしまいました。

授乳が楽過ぎて寂しいです・・・。

この子もGW開けに巣立つことが決まりました。それまで大切に育てなくちゃ!

全部家族が決まってホッとしました。

ミルクで育てていた仔猫は、今月だけで15匹・・・。
そのうち病院に捨てられていた子は6匹、 残りの9匹は見つけた人たちが連れて来た子です。
春と秋は、あちこちに「いわゆる捨て猫」がいます。
本来は保健所の動物を担当する部署に通告することになっています。そこから動物愛護センターに搬送されます。
保護主は遠方からもいらっしゃいます。 近くの動物病院に相談したところ、「引き取りは出来ない、預かることもできないと断られた」そうです。
また、「XX動物病院では料金を請求された。24時間預かりで1匹2万円かかると言われた」 と怒っている人もいましたが、ホントはそれが当たり前なのです・・・。だって、お金も手間も身体への負担も、ものすご〜くかかるのは事実ですから。
それだけではありません。
外にいた子は、どんな病気を持っているかわかりません。
どの病院も個人の動物病院ですから、入院スペースは限られています。 重症の患者さんのために、いつでも綺麗に保ちスタンバイさせておかなくてはいけません。
また、獣医療従事者は、常に心身をベストな状態に保ち、最良のコンディションを作っておくべきですが、ハードな日々の診療に加え、夜中も明方も休診日でも、数時間おきに授乳をするのは、慣れていてもキツイものです。

その中での楽しみは、新しい家族に愛され幸せな姿を見せて頂くこと。
大きく育ち立派になった写真を見せてもらう時が、最高にハッピーで苦労が報われる瞬間なんです。
iimage1.JPG  今回、ゴミの袋に入れられた仔猫を保護して下さった方は、ご自分で育てることが出来ないからと、必死で里親さんを探して下さいました。
先天的疾患で亡くなった子がいた時も、一緒に悲しんで下さいました。強い責任感と深い愛情、とても嬉しかったです。
GWは子育てを楽しみます(笑)。
トップへ戻る